ニュース

令和6年度日本原子力学会北海道支部学術講演会(第4回)が開催されました。

日時: 2024年11月20日(水) 16:30~18:00

   (講演1: 16:30~17:15、講演2: 17:15~18:00)

 

開催形式: ハイブリッド形式(対面とオンラインの併用)

 対面会場: 北海道大学工学部 A4-63室(工学部 A棟4階)

 オンライン会場(Zoom):

     https://zoom.us/j/99443117127?pwd=faQvc1q6xNoqXHRjUYZNVWKpKGCcq0.1

     ミーティング ID: 994 4311 7127

     パスコード: 271348

 

【講演1】(16:30~17:15)

 演題:「誘導結合プラズマ質量分析法の放射性核種分析への適用」

 講演者:富士電機株式会社 インダストリー事業本部 原子力・放射線事業部 原子力プラント技術部 関根伸行 様

 講演概要:原子力施設などで発生する放射能レベルの低い廃棄物を処分するためには、規定された核種の濃度を把握する必要がある。しかし、一部の放射性物質では、放射線量の計測に長時間を要することが円滑な処分の障害となっている。放射性物質の新しい測定法として誘導結合プラズマ質量分析法に着目し、日本原子力発電株式会社 東海発電所の廃止措置に向けて、塩素36 の迅速計測技術を開発した。従来は、事前に計測対象の元素を複雑な前処理工程で分離して分析していたが、本方法ではイオンクロマトグラフとの組合せにより前処理工程を簡素化した。これにより計測時間を従来の1/30 に短縮できた。

【講演2】(17:15~18:00)

 演題:「医療分野における加速器の利用と廃止措置について」

 講演者:東京ニュークリア・サービス株式会社 古澤哲 様

 講演概要:医療分野における加速器の利用の概要(治療、検査、薬剤製造)と廃止措置(計算評価、測定、解体工事)について紹介します。

 

世話人:

 澤 和弘

 北海道大学大学院工学研究院 原子力支援社会基盤技術分野